私が通っていた英会話教室は、ネイティブ講師が授業を行っています。
とても月謝が安いため、ひとクラス25名の定員。入門から上級レベルまで混在しているから、自己申告によるレベル分けで、それぞれ6名ほどのグループを構成しています。
授業の進め方は、講師が出した例文を元に、各グループでフリートークや質疑応答を行います。入門レベルの人たちは、とりあえず単語を並べたり、無言になったり、日本語でおしゃべりをしています。中級以上の人たちは、例文を自分でアレンジしたりして、フリートークをします。この間、ネイティブの先生はあたたかく見守っているだけで、生徒から質問がない限り口を挟みません。
毎回、同じ仲間とグループを組むから、それなりに仲良くなり楽しく授業を受けていましたが、ある日突然気づいてしまったのです、そういえば先生とは一度も会話をしていないと。
これはかなり衝撃的でした。
日本人だけでのフリートークは、英語表現に間違いがあっても、誰も指摘をしません。とりあえず英語を発する訓練にはなりますが、日本人による間違った英語表現を、他の人が学んでしまう危険性もあります。
期末のアンケートに、先生と会話をする機会が欲しいと書いてみましたが、授業のスタイルは変わりませんでした。やはり英会話は、高くても少人数制に限ります。
リスニングパワー実践
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