毎年東北の友人がリンゴをケースで送ってくれます。そのリンゴにはいつも蜜が入っていて、とても甘くて美味しいのでこの時期がくるのを毎年楽しみにしています。
昨日何気なくテレビを見ていたところ、リンゴの特集をやっていて、その中でリンゴの蜜が甘くないということを知りました。蜜の成分は砂糖の半分くらいの甘さしかないソルビトールというものだそうです。
リンゴの葉っぱにお日様が当たってデンプンができ、このデンプンは葉っぱのなかでソルビトールに変化して枝を通ってリンゴの果実に運ばれます。そして、このソルビトールがリンゴの果実で甘い糖に変化する仕組みになっています。ところがリンゴが熟して糖分が十分に果肉に溜まるとソルビトールが糖に変わらなくなり、果肉にたくさん溜まって、ついには染み出て蜜のように見えるというわけです。
蜜自体は甘くなくても、蜜が出ているリンゴは十分に熟れて甘くなっているという証拠でもあるのですね。やっぱり蜜入りのリンゴが美味しいというのは間違いないようです。
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